2018年12月7日に公開されたホラー映画の「来る」は、原作もある作品で、豪華俳優陣で製作されています。具体的に、誰が出演しているのか、どのような作品に仕上がっているのか、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。
主役や他のキャストについて
ホラー映画「来る」の主役は、V6の「岡田准一」さんです。ご結婚もされ、アイドルとしてだけでなく、俳優人生としても日本アカデミー賞最優秀男優賞も受賞したほどの演技力の持ち主で、今回の作品についても素晴らしい演技をされています。
他のキャストでは、若手女優で映画やCMで引っ張りだこの「小松奈々」さんも出演されており、迫真の演技で映画の魅力を引き上げているといえるでしょう。
夫婦役として「妻夫木聡」さんと「黒木華」さんも出演されています。どちらも演技派な俳優として人気で、今回の映画でもそれぞれの持ち味が上手く演出されているのが魅力です。
最強の霊媒師役で、役柄としては小松奈々さんの姉として出演されているのが、「松たか子」さんになります。圧巻の演技力で、今回の作品でも存在感を放つ役柄です。
野崎/岡田准一
比嘉真琴/小松菜奈
田原秀樹/妻夫木聡
田原香奈/黒木華
比嘉琴子/松たか子
あらすじや見どころ
本作の映画は、妻が妊娠中に田原秀樹(妻夫木聡)の元に、夫婦しか知らない娘の名前を知っている正体不明の訪問者が訪れたことで、不可解な出来事が巻き起こされていくといったあらすじになっています。
本作の見どころとしては、豪華な俳優陣による演技に注目です。様々な想いや葛藤を描いた映画となっており、それぞれの役柄がどのような気持ちで行動を起こしているのか、映画を通して感じることができます。
またホラー演出も、今までの日本ホラーとは雰囲気が違い、CGだけでなく、特殊メイクによる演出も見事な物となっているのが特徴です。恐怖だけでなく、展開についての驚きも隠されているので、ぜひ実際にご覧になってみてください。
主題歌のタイトルや歌手は?
ホラー映画「来る」の主題歌は、具体的に公表されていません。劇中歌としては、8曲紹介されていますが、どれも主題歌と呼ばれているものはないのが、本作の特徴です。
具体的な曲名については、エンドロールで紹介されていますが、サントラなどもないことから、実際に映画を見ないとわからないでしょう。
ロケ地はどこ?
ホラー映画「来る」のロケ地は複数あり、妻夫木聡さんが演じる田原秀樹の故郷として紹介されている場所は、三重県がロケ地となっているようです。
具体的には、三重県の四日市が舞台となっています。その中で国登録の有形文化財として指定されている「旧平田家住宅」が利用されているようです。
他にも神奈川県・横浜市南区にある「弘明寺商店街」も撮影のロケ地として使用されています。実際に、撮影の状況を目撃した方も多く、豪華な俳優陣に盛り上がりを見せていたようです。数多くのドラマや映画の撮影地として使用されているようなので、魅力的な撮影スポットとして活用されることが多いのでしょう。
埼玉県・吉川市にあるイオンタウン吉川美南も、「来る」のロケ地として活用されています。映画内でも、様々な場所でストーリーが展開されているので、多くのロケ地が使用されていることがわかるでしょう。
原作はあるの?
ホラー映画「来る」は、元となった原作があります。それが角川ホラー文庫から出版されている澤村伊智さんによる小説「ぼぎわんが、来る」です。
映画と原作では、微妙に展開や結末が異なり、どちらを見ていても見ていなくても楽しめる内容となっています。
ストーリーとして大きく違う点は、死亡する人物や正体不明の訪問者の正体が映画では語られないという点です。最終的には、謎を残す形で映画が締めくくられているので、今後は違う形で正体が語られることもあるかもしれません。
出演者の演技や衣装
「来る」では、演技力がある豪華な俳優陣が見どころであるため、出演者の演技は最高レベルといえるでしょう。口コミなどでも、俳優陣の演技力には定評があります。
特に、岡田准一さんの過去に苦悩する姿は、痛みを乗り越えるために必死に行動している姿に見え、迫真の演技であったといえるでしょう。
他にも評価が高かったのが、松たか子さんの存在感です。日本最強の霊媒師としての役柄で、メイクや衣装が特徴的でした。歴戦の霊媒を経て傷ついた顔は、特殊メイクが施されており、インパクトのある表情を生んでいます。
ホラー映画として恐怖感のある演技だけでなく、日常的な生活における苦悩などの様々な演技を豪華俳優陣が演出しているので、ぜひ見て欲しい映画の一つです。
ラストや映画全体の考察・解釈
原作と違い、映画では正体不明の訪問者については、詳しく語られることがなく、ラストも謎のまま終わりを迎えました。最終的には、妻夫木聡さん演じる田原秀樹と黒木華さん演じる田原香奈の娘である「田原知紗」が助かり、岡田准一さん演じる野崎と小松菜奈さん演じる比嘉真琴に保護されて映画は締めくくられます。
松たか子さん演じる比嘉琴子によって、正体不明の訪問者は除霊されたようにも見えますが具体的な表現はされていませんでした。あくまでも含みを持たせて、違う場で紹介されるのかもしれません。
田原秀樹・田原香奈夫妻が狙われたのは、娘である田原知紗が寂しさから引き寄せたと言われており、それが具現化したのが昔から田舎に伝わる悪霊の類である正体不明の訪問者と劇中で語られています。
恐らく幸せな家庭を望んでいた、田原知紗が無意識に呼んでしまい、今回の出来事が起きてしまったのでしょう。映画は完結したように見えますが、人気があれば、後日譚のような物が作品として製作される可能性もあります。期待して待つのも楽しいでしょう。
監督について
映画「来る」の監督・脚本は「中島哲也」さんです。代表作は「嫌われ松子の一生」や「告白」、「渇き。」などになります。多くの映画作品を担当されており、どれも高い評価を得ているのが特徴です。
特に告白は、緊張感のある作品で、出演者には今回の作品でも迫真の演技を行っている「松たか子」さんになります。彼女の無表情で物語を紡いでいく姿に鳥肌が立ったという方も多いでしょう。
他にも、「渇き。」では、「小松菜奈」さんが出演されています。表では優等生ながら、裏では悪事を働くという2面性のある役柄を上手く演じられていました。
年齢制限は?
ホラー映画となっている「来る」は、PG12であるため、12歳未満の子供は保護者の助言を求める必要があります。流血シーンも多いことから、小学生くらいの子供が見るには、刺激が強い作品といえるでしょう。
また内容も大人向けになっていることが多いため、子供が理解できない部分も多いかもしれません。
まとめ
原作があり、豪華俳優陣の演技力が見どころの「来る」ですが、今までの和製ホラーの概念を覆すような内容となっています。恐怖だけではなく、人間が誰でも持っている恐ろしい部分を目の当たりにする作品です。
最終的な結末については、具体的に言及されていないため、謎のまま終わった印象がありますが、今後作品として語られる日が来るかもしれません。
複雑な人間の想いが交差したホラー映画となっているので、一度見てみることをおすすめします。
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