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山田洋次監督 「男はつらいよ お帰り寅さん」 2019 レビュー

山田洋次監督 「男はつらいよ お帰り寅さん」 2019 レビュー

堂々たる新作  裏切られた。これはノスタルジーではない。シリーズの名シーンがインサートされ、亡き寅さんを皆で懐かしがる代物だと思っていた。確かに懐かしんではいる。インサートシーンも多い。しかし、「男はつらいよ お帰り寅さん」は、「男はつらいよ」シリーズの予定調和をなぞらない、2019年バリバリ新作の日本映画だった。  ...
滝田洋二郎監督 「コミック雑誌なんかいらない」 1986 レビュー ネタバレあり

滝田洋二郎監督 「コミック雑誌なんかいらない」 1986 レビュー ネタバレあり

テレビ全盛期  1980年代、日本のテレビは全盛期を迎えた。報道やバラエティは、半ばリアル、半ばヴァーチャルなメディア空間を創出し、大衆はお手軽なエンタテイメントとしてそれを消費した。「コミック雑誌なんかいらない」には、当時のフジテレビ横澤彪プロデューサーが本人役で出演し、部下たちに訓示する。 「視聴者は、ニュースもバ...
和田嘉訓監督 「コント55号 世紀の大弱点」 1968 レビュー

和田嘉訓監督 「コント55号 世紀の大弱点」 1968 レビュー

日本映画爛熟の境地  観客数のピークは1958年。敗戦によってリセットされた社会は、ハングリーな活気を呈した。1960年代に突入すると、社会の安定度は戦前の水準を超える。加速する成長のベースになったのは、一体感だ。みな同じことを考え、同じ方法論で行動した。  一体感を創出したのは、テレビだ。映画は、テレビ的な親近感をプ...
ビートたけし監督 「みんな~やってるか!」 1995 レビュー ネタバレあり

ビートたけし監督 「みんな~やってるか!」 1995 レビュー ネタバレあり

【世界一くだらない傑作】 くだらない。完璧ににくだらない。シリアスで抽象的な映画を4本撮ったのは、このオチのためだったのか。ショートコントを連打する構成だが、シニカルに辛口のギャグとか、ほっこりとした笑いを誘うユーモアとか、都会的なウィットなど一切ない。ただただ低俗、完全なバカ。 ダンカンがVシネマを観ている。オープン...
謝罪の王様

水田伸夫監督 「謝罪の王様」 2013 感想

世界初の「謝罪」をテーマにした映画 失言、失敗、失態。やらかしてしまったとき、自身と相手の感情、周囲の空気は複雑に絡み合う。こんがらがった事態を収拾させるには、知恵と体力が必要となる。「謝罪の王様」は、世界初の「謝罪」をテーマにした映画として、「謝罪」する人、「謝罪」される人の機微を巧みに描き出す。 「東京謝罪センター...
永井 聡監督 「ジャッジ!」 2014 感想

永井 聡監督 「ジャッジ!」 2014 感想

広告という虚業 「美味しいです、買ってください。」広告の目的はそういうことだが、そんな言葉で消費者のこころは動かない。思わず漏れる笑み、爽快感、甘酸っぱい気持ち、暖を取った時のほっこり感、動物の赤ちゃんって可愛い、などなど。消費行動の周辺に寄り添う感情を狙い撃ち、ハートを鷲掴みにしなければいけない。 つまり、虚業だ。実...
ベガスの恋に勝つルール

映画『ベガスの恋に勝つルール』レビュー ネタバレあり

ラブコメディとも思えるようなテンポよく物語が展開していく「ベガスの恋に勝つルール」は何度観ても、幸せな気持ちにしてくれる映画です。キャメロン・ディアスの笑顔がとっても魅力的で、こんな刺激的な恋愛でも本当に好きになれるならいいかも?と思わせてくれるような笑いありなロマンティック映画です。 主役や他のキャストについて 主演...
ハード・コア

映画『ハード・コア』レビュー ネタバレあり

ハ 漫画原作の映画で、豪華俳優陣で撮影されている『ハード・コア』は、笑えて感動できる映画となっています。具体的には、誰が主役で見どころはどんな部分なのでしょうか。 今回は、『ハード・コア』の映画のあらすじなど、詳しい内容を紹介していくので、参考にしてみてください。 主役や他のキャストについて 映画『ハード・コア』の主役...
ハンサムスーツ

英 勉監督 「ハンサム☆スーツ」 2008 レビュー ネタバレあり

あらすじ 亡き母親が遺した定食屋「こころ屋」を経営する男・大木琢郎は、料理上手で誰にでも分け隔てなく接する心優しい性格なのにデブでブサイクな容姿から、生まれてこのかた女性と交際どころかモテたことすらない。美人なアルバイト店員・星野寛子に恋をした彼は思い切って告白するも、あっさりフラれてしまった上に、彼女はこころ屋を辞め...
子ども,おとなしくしてる

これを観させれば2時間は子どもがおとなしくしてる おすすめ映画10選

雨が続いていてお出かけができない時や、家事などでちょっとお留守番させなくてはいけない時など、自宅で気軽に見られ映画は本当に助かりますよね。子どもが2時間集中して見てしまうような楽しい映画10選を紹介します。感受性の成長にもおすすめ! 1. おもちゃが主人公!「トイストーリー」 ピクサースタジオのCGI長編アニメの原点と...

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