原因不明のウイルスがニューヨーク都市を襲い、人類滅亡の危機にさらされているという世界観を表現した「アイ・アム・レジェンド」は、ただ一人の生存者である男をテーマに話が進んでいきます。
今回は、「アイ・アム・レジェンド」の主役や見どころについて紹介していくので、参考にしてみてください。
主役や他のキャストについて
映画「アイ・アム・レジェンド」の主役は、ロバート・ネビル役の「ウィル・スミス」です。科学者であり、ニューヨークを襲った原因不明のウイルスに免疫があったことで、ウイルスの血清を作成することを決意した男性を演じています。
他のキャストは、アナ役に「アリシー・ブラガ」が担当し、子供を持つ母親として強い女性を演じているのが特徴です。子供のイーサン役には「チャーリー・ターハン」が担当しています。
ニューヨークで唯一の生存者と思っていたロバート・ネビルのもとに、アナとイーサンが訪れたことで、ストーリーが大きく展開していき、スピード感ある展開が「アイ・アム・レジェンド」の魅力です。
あらすじや見どころ
2012年、未知のウイルスにより、廃墟と化したニューヨークで科学者であるロバート・ネビルは、「ダークシーカー」と呼ばれる化け物を人間に戻す、血清を作るために、愛犬のサムと一緒に生活していました。
本作「アイ・アム・レジェンド」の見どころは、CGを活用した未知の敵「ダークシーカー」の生態やどのように立ち向かえばいいのか、勇気をもって戦う男の姿が表現されているのが魅力になります。
アクション性も高い映画で、主演の「ウィル・スミス」さんの活躍に目が離せません。またどのようにして、ニューヨークが廃墟になったのか、謎が解明されていくストーリーにも注目です。
最終的には、「ダークシーカー」とどのように戦うのか、結末はどうなるのか、スピード感ある展開に期待ができます。
主題歌のタイトルや歌手は?
映画「アイ・アム・レジェンド」には、劇中で流されている曲がいくつかあります。一つは、愛犬サムの体を洗っている時の曲として「Three Little Birds」、ウィル・スミスが歌っている曲が「I Shot the Sheriff」、劇中歌としては「Stir It Up」、エンディング曲には「Redemption Song」が流れているのが特徴です。
どれも、劇中のシーンにマッチした曲が流されているので、ストーリーと一緒に、曲にも注目して聞いてみてください。
ロケ地はどこ?
映画「アイ・アム・レジェンド」は、ニューヨークを舞台にした作品であるため、一部のシーンではニューヨークの街中で撮影されているものがあります。基本的には、CGで撮影を行っていることが多く、何もないところで話をするなど、難しいシーンも多かったでしょう。
またロケ地として使用されている場所として、「海上航空宇宙博物館」にある空母イントレピッドで撮影が行われています。
老朽化して役割を終えた軍艦を実際に映像として使用されているので、貴重な映画と言えるでしょう。
映画では、日課のようにゴルフの練習を行っている場所として利用されており、誰もいない場所で趣味に没頭しているロバート・ネビルを映すシーンとして活用されています。
原作はあるの?
映画「アイ・アム・レジェンド」は、原作があります。「リチャード・マンスン」さんの小説である「世界最後の男」を参考に、製作されているのが特徴です。
大まかな流れは一緒ですが、細かい部分での描写が異なり、実際にはラストが異なる部分もあります。
映画のラストとは別エンディングもあり、「ダークシーカー」に対する印象や結末が異なるので、ちょっと印象が異なる最後になるかもしれません。
出演者の演技レベルについて
映画「アイ・アム・レジェンド」は、CGを駆使して、謎の敵である「ダークシーカー」と戦うシーンが多いため、出演者の演技力が問われます。多くは、「ウィル・スミス」さんの一人演技が多い印象ですが、見事な演技力で、世界最後の男と言われる孤独感が演出されているのが特徴です。
愛犬のサムを失った気持ちや希望が見えた時の演技は、人間味が溢れる雰囲気が出ているので、本当に世界最後の男であるようなリアルティを感じることができます。
衣装については、現代的なニューヨークの衣装が多く、映画の中で独特な服装になっているという訳ではありません。そのため、ニューヨーカーとしては、リアルな世界観で映画を見ることができたのではないでしょうか。
ラストや映画全体の考察・解釈
映画「アイ・アム・レジェンド」のラストでは、ついに「ダークシーカー」に家を突き止められたロバート・ネビルが追い詰められていく中で、女性の「ダークシーカー」が血清の効果で人間に戻っている姿を見るシーンに発展します。
ただ女性の「ダークシーカー」を取り戻そうとする、ボスに追い詰められ、ロバート・ネビルはアナに血清を託し、手榴弾で自爆することを決断。
アナとイーサンは、ロバート・ネビルのおかげで生き延びることができ、北部のコロニーで生きている人間達と同流します。ロバート・ネビルから託された血清をコロニーの人間に渡し、ロバート・ネビルは伝説となったことで映画は終了です。
映画のタイトルにある通り、ロバート・ネビルは血清を作ったことで、伝説の人となり、世界を救った人間として語り継がれていくでしょう。
一人で孤独に戦った主人公のラストとしては、寂しい気持ちになりますが、血清を作り、多くの方を助けることができたのであれば、頑張って血清を作った甲斐はあると言えます。
監督は誰で、他にどんな作品を作っているか
映画「アイ・アム・レジェンド」の監督は、「フランシス・ローレンス」さんです。代表作としては、「ハンガーゲーム」が挙げられます。
独特な世界観で、CGを駆使した作品を多く手掛けているので、魅力的な映画が多いのが特徴です。
まとめ
映画「アイ・アム・レジェンド」は、原因不明のウイルスや謎の敵「ダークシーカー」と戦う、科学者の生き方を表現した映画で、他にはない魅力的なストーリー展開が特徴になります。
家族を失っていくことで、生きる希望を失いがちになってしまいますが、最後は血清を作ることができ、希望を見出すことが出来たのが感動できる場面の一つです。
ラストの展開には、賛否両論ありますが、面白い映画になっているので、一度ご覧になってみてください。
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